内科・神経内科・リハビリテーション科・脳神経外科 みずのクリニック

３０年も前、私が医者になったとき、何科を専門にするか少し迷いました。消化器科は眼に見えるものが全てだし、循環器科は心筋梗塞で使う冠動脈ステント留置術の初期で仕事がきつそうだし、外科系は徒弟制度が残っており、それが嫌でした。学生時代、神経なんか少しも解らなかったのですが、及第点はもらえて、先生に質問しに行くと理路整然と答えてくれ、少し憧れました。そんなこともあり神経内科の医師になったのですが、昔は脳神経内科と言っており、その言葉にも愛着はあります。今、残念に思うのは、その先生は診断学の手解きをしてくれましたが、治療学については教えてもらえませんでした。
神経内科診断学は遺伝子応用や神経伝達物質などで、確実に進歩してきましたが、筋委縮性側索硬化症、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、脳梗塞、脳出血などの治療も、まだ完全には満足できません。これからです。
私は政治は信じませんが「唯脳論」を信じてます。脳はたかだか、約1400gの臓器ですが、いったん考えを巡らせると、宇宙の始まる前から果てまで、無限に思うことができ、遠い過去から未来まで、自由に行き来し、恋愛をし、音楽をし、文学を創り、哲学をすることができます。
神経内科の病気はたくさんあり、このような症状があったら、一度相談に来てください。

1. １）頭が痛い
2. ２）もの忘れ、記憶が悪くなる
3. ３）手足がしびれ、思うように動かない
4. ４）めまい、耳鳴りがする
5. ５）歩きにくく、身体が思うように動かない
6. ６）眼が見えにくくなる
7. ７）けいれんが起きる
8. ８）感覚がおかしくなる
9. ９）言葉が思うように喋りにくくなる

などがあるときはぜひどうぞ。